2006年02月27日

【問題276】哲学者と時計

ゲームの理論系の書籍に必ずといっていいほど載っていて、ちょっと興味深いエピソードに「最も優れた戦略は何か、コンピュータ選手権」の話があります。

この分野専攻の方はよくご存知だと思いますが、ミシガン大学のアクセルロッドという学者が、各方面(経済学、数学、政治学、心理学、社会学)の専門家の方々に戦略的に最善と思うプログラムを作成してもらい、総当りで対戦させて、どんな戦略(プログラム)が優勝するかを競わせました。

(囚人のジレンマをご存知の方へ:この選手権、囚人のジレンマ*を元に点数を割り振って、1対戦200回のゲームを行い、総当りで合計点が最も高いプログラムを優勝としました)

これを間をおいて二回実施したんですが、どちらも、最もシンプルなプログラムが優勝しました。そのプログラムの戦略とは?
実は「しっぺ返し」といわれるもので、相手が協調してきたら協調し、裏切ったら裏切り返すという単純なもので、個々の対戦では見事に負ける(!)ものの、二回とも総合得点で最高得点をマークしたのでした。

この話、社会って実はそういうものなのかも、と思わせるに充分な話です。協力者には協力するが、一度裏切ったら裏切り返す、って日頃のビジネスや友達付き合いにもよくありそうな感じで、実はこんな人が出世しやすい人なのかもしれません。


*囚人のジレンマ  黙秘を続けている2人の囚人に個別にこのような話をします。(囚人2人は共謀や相談をすることはできません)どちらも黙秘を続けるなら2人とも懲役1年だが、どちらか一方が自白してもう一人の罪も話すなら自白した囚人は無罪でもう一人の囚人は懲役5年とする。ただし、どちらも自白した場合は2人とも懲役3年とする。

(これは有名ですね。双方とも黙秘をしていればいいものを、結局はどちらも自白をしてしまって、どちらも最大利益(利得)を得られないという話です。上記のゲームでは、双方が黙秘(協調)する場合に双方に3点、一方が自白する(裏切る)場合は裏切った方に5点・裏切られた方は0点、どちらも自白した(裏切った)場合は双方に1点が与えられました)


【問題276】
哲学者カントが目覚めると、時計が止まっていることに気づきました。あいにく自宅には時計がこの一つしかなく、他に正確な時間を知るすべがありません。カントは毎日1kmほど先の知人宅に出向き、しばらく談笑したあとまた同じ道を戻ってくるのですが、その日は自宅に戻ってきた途端、時計の針を正確な時間に直しました。どうやって正確な時間を知ったのかわかりますか。


これはまあ有名な問題だと思います。そうでないのもありますが、哲学者カント、と出ている問題を多く見るので、これもそうしてみました。そんなに難しくないと思います。
それにしても最近疲れ気味です。昨日は15〜6時間は寝てしまいました。

回答を回答集blog【回答276】にUPしました。

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posted by fakerholic at 22:26| Comment(11) | TrackBack(0) | 頭の体操クイズネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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